デジタルコシカワールド

幕張から「すこしだけ笑える」をテーマに毎日がエブリデイ

世界一どうでもいい世界一になった話[デジモンカードで頂点を掴んだ男物語]vol.3

      2015/11/29

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これまでの話―
世界一どうでもいい世界一になった話[デジモンカードで頂点を掴んだ男物語]vol.1
世界一どうでもいい世界一になった話[デジモンカードで頂点を掴んだ男物語]vol.2

 

めてのデジモンカード(ムゲンドラモン)を手に入れてから1年と少し時間がすぎた・・・

その間にデジモンアニメは初代の『デジモンアドベンチャー』から『デジモンアドベンチャー02』に移りかわり、グッズもふえ、認知度を拡張していった、

そしてデジモンカードもこしかわの周囲に浸透していった

 

第3話“岩を切り裂く男・・・師匠との出会い”

かし、このゲームはルールが複雑だったこともあり、コレクションしている人はいるが、対戦などプレイをする人はすくなく、遊戯王やポケモンの人気に及ぶことはなかった、

だがそれでも、「おれはデジモンが好き」というパッション野朗共はひかれあう・・・ 放課後や休日に互いのコレクションを見せあうなどして、エンジョイプレイデジモンカードを楽しんだのだ。

その頃こしかわは、対戦のルールもすこし覚え、慣れない手つきで対戦できるようになっていた、

 

して・・・ 後に「師」と仰ぐことになる男・・・ “ワンランク上”の男『岩切』が現れるのだ・・・。

 

こしかわ
強いカードを沢山入れたデックをつくるんだ、オメガモンとかウォーグレイモンとか・・・ 攻撃力が高いカードをいっぱいいれるぞー! つよいぞー!

※デック
他のカードゲームでいうところのデッキ、好きなカードを30枚選んでつくる

???
こしかわ君もデジモンが好きなんだね

 

こしかわ
きみは・・・! いわちゃん!

 

 

ちゃん―
絡んだことあるけど、そんなに仲良くない間柄のクラスメート、は僕に教えてくれる

 

 

こしかわ
いわちゃんもデジモンカードやるの?
(勝てそうだな)ちょっと対戦しようよ

いわちゃん
え・・・? でも・・・

こしかわ
いいから、いいから! (よーし手に入れたばっかりのレアカードでびっくりさせるぞー!)

 

 

倒的な

 

 

こしかわ
そ・・・そんな・・・

 

 

“格”の違い

 

 

いわちゃん
ブイモンからワープ進化、エクスブイモン! そこからスティングモンとジョグレス進化、パイルドラモン!! 更にディノビーモンとジョグレス進化・・・!!! ブラック・・・インペリアルドラモォォォォォォォォン!!!!

 

ブラックインペリアルドラモン

黒インペ、当時の環境では最強、場に登場したらあとは敗北を待つだけ

 

こしかわ
そんな!? ワンターンで究極体に・・・? こっちはまだレベルⅣでとまっているのに・・・! そ・・・そんな・・・ あぁぁーーーーッ!

 

※究極体
デジモンカードは進化させることで、強力な能力や、攻撃力をそなえていき対戦が白熱していく、レベルは[レベルⅢ<レベルⅣ<完全体<究極体]の順番である。

 

いわちゃん
ふぅ・・・だからイヤだったんだ対戦するのは・・・ 僕の実力に飲みこまれ・・・ デジモンカードを嫌いにさせてしまうから・・・ まったくなってないね・・・ ただ使いたいカードを詰め込んだだけ・・・ “勝利のヴィジョン”が見えていない・・・ これじゃあファイルに入れて、コレクションしているのと何もかわらないよ・・・ 対戦にならないね・・・

こしかわ
な・・・ なんでこんなにも・・・ 圧倒的じゃないか・・・ この差はなんだ? こっちの方がいいカードをつかっているのに・・・

 

 

いわちゃん
わかってないな・・・

こしかわ
!?

 

 

いわちゃん
ゲームに必要なのは・・・ 力じゃない、珍しいカードでもない・・・ 「戦術」だよ

こしかわ
せ・・・戦術・・・!?

 

 

いわちゃん
君のデックには何枚切り札が入っている? ウォーグレイモン、メタルガルルモン、オメガモンに・・・ フレイドラモン・・・

進化元もバラバラ、カードは1枚ずつしかデックに入っていない、だから進化に必要なカードをそろえることすら困難だ、これじゃあ運に頼るしかないじゃないか・・・

それに対し僕のデックは1枚も無駄なカードがないように考えられ、つくられている、どの道を通っても、最後にはブラックインペリアルドラモンに進化し、相手を圧倒するようにつくられているんだ

こしかわ
戦術・・・? 効率・・・?

いわちゃん
ふん・・・ 猿が! まずは人語を覚えてこい・・・ はなしはそれからだ。

 

 

しかわはこの日、人生で初めて「戦術」「効率」という言葉をしった・・・ いや、身をもって体験したのだ、

 

 

わちゃんは語り続けた
「焦点の定まっていない力は分散して、消えていくだけ」

「使いたい切り札を1つに決めて、それを生かすためのデックをつくるんだ」

「主役が何人もいるなんて幼稚園のお遊戯会かい? 確かに君が幼稚園児の時に演劇をした40人の盗賊は・・・ 主人公のアリババが5人もいたな・・・ 皆を輝かせたい先生の粋な計らいだろうけどここは幼稚園じゃぁない、戦場だ」

「みんなをヨイショする・・・ それじゃぁだめなんだ、誰か1人を輝かすと決めて、他の全てを脇役に徹底させるんだ」

「なぜならきみは、勝利するために闘っているのだから」

 

しかに・・・ いつまでたっても強いカードを出せない自分にたいし、いわちゃんは最短距離で切り札をだし、戦況をリードしつづけ、一気に敗北においやられた・・・

 

いわちゃん
100の力も・・・ あてられなければ0と一緒・・・ 意味がない・・・

 

れからこしかわはデック作りに励んだ、デックをつくっては弟と対戦し、試行錯誤し、つくりなおし、対戦・・・ それをひたすらくりかえした、

 

こしかわ
ウォーグレイモンと、メタルガルルモンの2枚を入れてしまうと、アグモン、グレイモン、メタルグレイモン、ガブモン、ガルルモン、ワーガルルモンもデックに入れなくちゃいけない・・・ アグモンからガルルモンには進化できないし、片方をつかっているときに、片方は完全に死んだカードになってしまう、つまり活かせるカードの枚数で、相手にアドバンテージを握られてしまう・・・ よし・・・ 切り札はウォーグレイモン一本に絞ろう・・・ こうすれば究極体の『ウォーグレイモン』まで進化するのに無駄なカードをデックにいれなくて済むぞ! 余裕ができた分はオプションカードをいれてデジモンをサポートするんだ!

※オプションカード
アイテムや、プログラムなどのカード、遊戯王でいうところの魔法、トラップ的なカード、オプションカードを使うタイミングで勝敗は決まる。

いわちゃん
(わかってきたようだな・・・ さて・・・ おれはそろそろ・・・)

 

 

しかわがデジモンカードのデックのつくり方を学び、切り札の使い方をおぼえ、小学校で敵がいなくなった頃

 

 

こしかわ
な・・・ なんだよこれ・・・?

 

 

わちゃんは、全てのカードをこしかわに託し、デジモンカード界から消えたのだった

 

 

いわちゃん
おれは・・・ このゲームから足をあらう・・・ こいつ(ブラックインペリアルドラモン)と3,000枚のカードをお前に託す・・・ よろしくな

こしかわ
そんな・・・ うそだよな・・・? 俺を強く・・・ 強くしてくれるって・・・ いったじゃんかよ・・・ うそだ・・・ うそだぁぁーーーー!!!

 

 

しみに明け暮れていたある日、仲間の1人、メガネ野朗こと『大塚』が、ある情報を入手する

 

 

2001年9月―

大塚
こしかわ・・・大会のこと聴いたか?

こしかわ
大海・・・?

 

 

大塚
まぁ、大きな世界って意味では正解だな、だがそうじゃない、デジモンカードの大会があるらしいんだ! 俺達もかなり強くなった気がしないか? 優勝・・・ 狙えるかも!

こしかわ
・・・確かに・・・! 俺達はつよいよな! この学校じゃ負けてないし! …よ~し! 大会か・・・ 優勝するぞーー!

 

 

年は「大会」の存在を知り、目的をもった・・・ だが大海についてあまりに知らなすぎた・・・ そこには自分達よりも

もっともっともっと・・・ はるかに大きい生き物が住んでいることも

そして大敗も・・・

 

つづく

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