デジタルコシカワールド

幕張から「すこしだけ笑える」をテーマに毎日がエブリデイ

世界一どうでもいい世界一になった話[デジモンカードで頂点を掴んだ男物語]vol.4

      2015/11/29

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

これまでの話―
第1話“いまのは『たまごっち』ではない、『デジモン』だ”
第2話“出会いは必然、別れ?そんなもの俺達にはこない”
第3話“岩を切り裂く男・・・師匠との出会い”

 

回のあらすじ
ルールすら、まともにしらんかったこしかわは師匠にであったんじゃが、その師匠がカードを全てこしかわに託し、引退したんじゃぁ・・・ かなしみに暮れるこしかわじゃったが、友人の誘いで大会に出ることにしたんじゃ、ほっほっほ・・・ もしかしたらとんでもない「大海」かもしれんのう・・・

 

“第4話『井の中の蛙 大海を知らず』そういう言葉があります。 たしかに蛙は大海を知らなかったかもしれない。 だが、通用しなかったとは言ってない! 大海を知らなかった蛙の中にも十分大海に通用したやつはいたはずだ!!”

京!!

小学生にとっては大人の街! 東京! 人がたくさん! 東京! 車もたくさん! 東京! かわいい女の子もたくさん! そして争いも満ち溢れている街・・・! 問う(トウ)・・・今日(キョウ)に・・・ この渇きはどこで満たされる・・・?

 

―舞台は東京都江東区東大島駅

こしかわ
うー

大塚
わかりやすく寝不足だな

 

しかわは昔から遠足や、ほしいゲームの発売日前日に、たのしみすぎて体調がくずれたり、寝れなくなったりするタイプの子だった、始めての大会の前日・・・ 彼はわくわくドキドキしてまったく眠れなかったのだ

 

 

こしかわ
(だって・・・もし優勝なんてしちゃったらどうする・・・?)

 

 

の中は都合のいい妄想でいっぱいだ、自身の勝利をすこしも疑っちゃいない、

 

 

こしかわ
デッキだってちゃんと作った・・・! 究極体まで進化すれば・・・ 勝てる!

大塚
お、あそこで大会が行われるみたいだ。

 

もちゃの一心堂』! 駄菓子もうっているおもちゃやさん、店舗の前にはアーケードゲームも完備しており、近所の子供たちのよりどころだ!

この時はだれも・・・ ここが悪魔の巣だなんて知らなかった

 

そして大会がはじまる、参加者は40名! 対戦は全部で5回、始めはランダムに対戦相手を指定され、その相手と勝敗を決める、そこからは勝利数が同じ、もしくは勝利時の残ポイントがおおかったものどうしが組まされ、

5戦終えた時点で「最も勝利数がおおく」「もっともポイントを残ポイントがおおかった」プレイヤーが優勝!

これは俗にガンスリンガー形式とよばれる対戦形式だ!

 

こしかわ
(はじめの対戦相手は同い年ぐらいの男の子だ・・・ 流石に余裕だよね)

お願いします―

 

―5分後―

自分ポイント:10
相手ポイント:100

 

こしかわ
(そ・・・ そんな・・・ なんだこの闘い方は? わけがわからない、気がついたらポイントが・・・90も減らされている!)

 

※ルール
デジモンカードで勝負に勝利する条件は基本的に「相手のポイントを0にする」ことだ、始めの持ち点は100点、マイターン4つのフェーズを繰り返し、バトルをしながら10単位でポイントを減らしていくぞ!

 

こしかわ
・・・! (きた・・・! 最後の最後で究極体まで一気に進化できる手札・・・! 相手はアグモン・・・レベルⅢ!このターンはいける!)

進化フェーズで、究極体のインペリアルドラモンまで進化! バトルフェーズ! きみのアグモンは攻撃力230に対し・・・ ぼくのインペリアルドラモンは600! このターンはぼくのか・・・

インペリアルドラモン

 

こどもA
えーと、アイテムカード「防御プラグインC」、アグモンのバトルタイプはAなので、インペリアルドラモンは攻撃A、それに対し、ぼくは「防御プラグインC」で攻撃C・・・ 攻撃Cの攻撃力は160で最弱だけど、相手の攻撃力を0にするよ、これでバトルはぼくの勝ち、

アグモン

 

こしかわ
(また・・・ そのコンボ・・・?)

こどもA
インペリアルドラモンがレベルⅢデジモンにバトルで負けたときに減るポイントは30だね、あ、ぼくの勝ちだ!

 

みなど感じる間もなかった・・・ 一瞬、ほんとうに一瞬のことだった、すこし時間がたってから状況を理解したぼくのこころから、きこえてはいけない音がした

 

ぐにゃあ

 

2戦目

こどもB
はい、ナイトモンは手札を1枚捨てると攻撃力が2倍です、ぼくの勝ちです。

こしかわ
究極体が・・・ 完全体にまける・・・?

 

3戦目

中学生A
はい、オプションカード『クラッカー』ではいはいはい・・・30ダメージ、『秘めたる力の発現』で・・・20ダメージ、バトルに勝利して20ダメージ、『誇りをかけた戦い』の効果で追加で20ダメージ・・・ 合計90ダメージ・・・ おわりだね

こしかわ
(2ターンで・・・ まけ・・・? 強すぎるよ・・・!)

 

4戦目

こどもC
よろしくおねがいします!

こしかわ
(あぁ・・・ こんどは俺より年下っぽいし、女の子だ・・・ せめて1勝)

 

―10分後

審判
50対0・・・ 勝者「こどもC」!

こどもC
やったぁ!

こしかわ
普通に・・・まけた・・・

 

して最終戦―

 

こしかわ
まさか・・・ビリ決定戦をおれたちでやるとはな・・・

大塚
まったくだ

 

店の奥のカードバトルスペースでは優勝決定戦がおこなわれていた、この日の参加者はバトルスペースでは収めきれず、下位10位ぐらいになると店の外の机で対戦することになるのだ、

その1番右端でおこなわれたビリ決定戦は、皮肉にも毎日腕試しをしている親しき友だった、

 

―帰りの電車

 

大塚
で・・・ 結局おれがまけました・・・ と?

こしかわ
流石におれが勝つだろ・・・ いつも勝っているんだし、だけどお前がビリの40位で・・・ おれが39位か・・・

 

大塚
世界は広いな

こしかわ
なー

 

 

・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

こしかわ
なあ

大塚
ん?

 

こしかわ
おれたちの知らない技ばっかだったな、つーかレアカードより普通のノーマルカード組み合わせたほうが強いんだな

大塚
わけわかんなかったな

 

こしかわ
おれたちもまねしたら強くなるかな?

大塚
んー どうだろな、でも今日使われたカードはもってるよな

 

こしかわ
なぁ

大塚
ん?

 

こしかわ
つぎは絶対に勝とうぜ

大塚
・・・あぁ

 

かくして、初めての大会は「完敗」という結果で幕を閉じた、そしてこしかわは世界の広さを知り、同時に立ち向かう決意をしたのだ! だが・・・

 

大塚
次・・・ か・・・

 

の時、こしかわはまだ知らなかった、盟友大塚には時間が残されていないことを、そして・・・ 己の能力を。

 

つづく

最後までお読み頂き、ありがとうございます
もし宜しかったら、最後にこの記事をソーシャルメディアで共有していただけると声を上げて飛び上がるほどに嬉しいです。

 - デジモン, デジモンカード , , , , , , ,