デジタルコシカワールド

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【日常】連続小説「越川と将一」第二話「海へ行く-前編-」

      2015/10/24

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これまでの話し
連続小説「越川と将一」第一話「出会い」

あれは8年前。2008年6月

ショウイチ「越川、海へ行こう。」

宇佐湾の浜辺より

当時俺と将一さんはちゃめちゃテンション大学生を行っており。「箸が転んでもおかしい年頃」「笑いの飽和状態」そんな言葉がお似合いのご機嫌ピーカン大学生で今日この頃をエブリデイエンジョイし、「うちらって無敵~♪」感を振りまいていた。

越川「海。ええ。行きましょう」

車で九十九里あたりの海に行った気がする。天気は良かった。将一さんの車はタイヤがやたらでかくて、車高はやたら高くて、やたら揺さぶられる胃袋はテンションに相反して下がっていったのを感じた。

越川「自分・・・。ゲロ・・・いいっすか?」

お昼前なのにハローもんじゃ焼き。空になった胃袋には思い出を詰め込もう。

ほどなくして海に着いた。

海。

埠頭と猫

海といっても海水浴場とかある所じゃなくて、防波堤とか、テトラポットとかがんがんあって水深も結構あって、波も大荒れで、今考えると信じられないくらい想像と違っていた。

越川「はわぁぁ~~!ショウさん!見てください!防波堤(?)が結構先まで伸びてます!海の上歩けますよ!競争!競争しましょう!」

ショウイチ「いいよ!よ~~いドン!」

透き通る海、晴れ渡る空、駆け出す男性

僕達は全力で走った。理由なんてなかった青い海、青い空、青い春、隣に将一、それさえあればよかった。それでよかった。それがよかった。

10秒もかからず端っこまで走りきった。この辺りはかなり水深もあるし、波も荒いから落ちたら死ぬな・・・。高波でもきたら・・・。

・・・。

越川「将一さん」

ショウイチ「なんだ越川。」

越川「高波です。」

続く。
【日常】連続小説「越川と将一」第三話「海へ行く-後編-」

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