デジタルコシカワールド

幕張から「すこしだけ笑える」をテーマに毎日がエブリデイ

世界一どうでもいい世界一になった話[デジモンカードで頂点を掴んだ男物語]vol.9

   

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■これまでの話し
第1話“いまのは『たまごっち』ではない、『デジモン』だ”
第2話“出会いは必然、別れ?そんなもの俺達にはこない”
第3話“岩を切り裂く男・・・師匠との出会い”
第4話“『井の中の蛙 大海を知らず』そういう言葉があります。 たしかに蛙は大海を知らなかったかもしれない。 だが、通用しなかったとは言ってない! 大海を知らなかった蛙の中にも十分大海に通用したやつはいたはずだ!!”
第5話“彼を知り己を知れば百戦殆からず”
第6話“どこにいても”
第7話“次々と押し寄せる熱波の中で、乾く僕はただひたすらに加速して輝く”
第8話“伝説じゃなく神話になれる時代に”

 

回までのあらすじ
ついに大会で、神セブンの[ゴリ]と闘ったこしかわ。未来を見通す力[スクルド]を自らのものにして勝利を納めたんじゃ。じゃが戦いの火種は日本各地で燃え上がろうとしていたんじゃなぁ・・・。これは1人の少年がデジタルモンスターカードゲーム、略してデジモンカードで天辺に立つまでの物語。

 

第9話“俺の墓標に名はいらぬ”


そんな・・・やった・・・! ついに・・・に・・・兄さんの・・・ゆ・・・ゆ・・・ゆ・・・

大内
優勝だぁぁぁーーーーーー!!!!

けんじ
まったく、とんでもねえことを・・・

 

 

こしかわ
・・・勝てた。

それに、はっきりと・・・[視(み)えた]


兄貴!

 

 

こしかわ
弟・・・

大内
スゲーよ! 相手は神セブンの1人だぜ? 相手の戦略もハンパなかった、それを正面から全て叩き潰して勝利するだなんて・・・

 

 

こしかわ
あぁ・・・なんか知らねーけど、相手のデックの中身、もってる手札、伏せているカードが大体わかるようになってきたんだ。

いままでは、ぼんや~り、だったんだけどな・・・今日の戦いの最後ではハッきり視えるようになっていた。


それって・・・

 

 

千年
スクルドだ。

こしかわ
千年さん・・・

 

スクルドとは

 

こしかわ
スクルド・・・

千年
そうだ、ん?

ピロロロロロ

すまない・・・電話だ。もしもし・・・

な・・・

 

 

こしかわ
どうしたんですか?

千年
・・・私と佐藤を除く神セブンが・・・関西の大会で負けた。

 

 

こしかわ
え!?

千年
相手は1人の若者だそうだ。1回戦から神セブンを倒し続け、そのまま優勝したらしい。

 

 

こしかわ
い・・・一体なにが・・・?

千年
(おそらく・・・彼もスクルドの使い手・・・)

彼の正体を知りたければ・・・再び公式大会に参加するんだ。

 

 

こしかわ
公式大会・・・!

千年
あぁ。俺たちは夜の外灯に群がる昆虫だ・・・。激しい争いが起こる場所にはおのずと集まってしまう生き物なんだ。

熱い争いがあるところに俺達あり・・・

今回、関西で神セブンを破った男も必ず現れるはずだ。

 

 

こしかわ
・・・

千年
私にはもう時間がない。

 

 

こしかわ
え・・・それって・・・?

千年
君に託したいんだ。

 

 

こしかわ
千年さん・・・。わかりました。

千年
頼んだぞ・・・
(わたしにはもう時間がないんだ・・・フリーターでいられる時間が・・・)

 

 

して! 3ヵ月後に開催される公式大会への特訓が始まった!

こしかわ一同は学校帰りに腕を磨き、休日は大会に出向き腕を磨いた! その間、「パーティクルワームNo2」とかいうチートカードを、ゴリさんが正式な発売がされる前に、つかったりしたせいで優勝はできなかったが、確実に実力をつけていったのだ。

パーティクルワームNo2

対策をねらないと即詰み

 

 

して大会当日・・・

 


兄貴みてくれ。

こしかわ
ん?

 

 


ここに公衆電話がたくさん並んでいるだろ? そうだな・・・

右の電話では[0120-117-0831]いいなおやさい・・・。

左の電話では[0120-444-444]ドモホルンリンクルだ・・・。

どうなると思う?

こしかわ
ま・・・まさか・・・?

 

 

いいなおやさい
お電話ありがとうございますー! いいなお野菜です!

ドモホルンリンクル
お電話ありがとうございますー! ドモホルンリンクルです!

 

 

いいなおやさいドモホルンリンクル
!?!?!?

 

 

いいなおやさい
お・・・お電話いただいたのはこちらでは・・・?

ドモホルンリンクル
い・・・いえ、お電話いただいたのはコチラですが・・・?

な・・・なにが起きているんでしょうか?

 

 


くっくっく

いいなおやさいドモホルンリンクル
!?!?!?!?!

 

 


私だ・・・。

(プチ! ツーツー)

ふふふふふ・・・

こしかわ
(こいつ・・・小学生じゃなかったら大炎上するところだったぞ・・・!)

おっと・・・そんなことより・・・戻ってきたぜ・・・柏!!!

 

 

慈悲な戦いは始まった。神セブンの千年、佐藤は欠場したが、他5人の神セブンは出場していた。

だが、前回の大会で[スクルド]の力を身につけたこしかわに敵はいなかった。

 

 

達郎(神7)
ぐ・・・ううぅ・・・!

加賀山(神7)
負けました・・・

 

 

こしかわ
予選ラウンド・・・突破!

 

 

いに乗りに乗ったこしかわに敵はいなかった。決勝トーナメントでも

 

 

1回戦
ま・・・まけました・・・

2回戦
つよい・・・

3回戦
こんな小僧に・・・

 

 

勝トーナメントは4回勝てば決勝、破竹の勢いでこしかわは勝ち抜いた。そして準決勝・・・。

 

 

準決勝
負けました・・・

審判
こしかわ選手決勝進出ゥゥ――――!!

 

 

こしかわ
(ん・・・あれは・・・?)

 

 

 

 

大内
ここまできたな

こしかわ
・・・

 

 

大内

どうした? うかない顔して。

こしかわ
次の相手の戦い方・・・みたか?

 

 

大内
ん? あの隣で試合していたやつか? いやー神セブンも全員敗れた今、お前の敵はいないと思ってみていなかったよ、そいつがどうかしたのか?

こしかわ
あいつ・・・ スコアはギリギリだったけど、内容は終始圧倒だった、相手になにもさせていなかった・・・。

まるで・・・未来でも視えているかのように・・・!

 

 

大内
そ・・・それって・・・!

???
かっかっか・・・

 

 

こしかわ大内
!?

中村
ばれてもーたか・・・しゃーないなぁ。

挨拶は決勝の舞台で・・・って、思ってたんだがなぁ・・・そう、おれが関西で神セブンを軒並みぶちのめしましたぁ・・・

中村っていいます・・・宜しく。

(ス・・・)

握手を求める

 

こしかわ
(握手・・・? 紳士的なやつだな)

こちらこそよろしく・・・う!? こ・・・これは!?

 

 

の手に握られていたのは、神セブンの佐藤が愛用していたデックケースの破片だった。しかし白かったはずのデックケースは朱色に染まっていた・・・。

 

 

中村
カッカッカ!!!

こしかわ
てめぇ・・・その笑い方・・・アシュラマンかよ・・・!

佐藤さんをどこにやった!

 

 

中村
いやぁ、あのお方は本当に礼儀知らずでしたわ・・・

他の神セブンをぶちのめした夜に、いきなり乗りこんできたんで、手合わせさせてもらいましたわ。

佐藤さんもなかなか強かったんですが、わたしが勝たせてもらいましたよ・・・。今はどこでなにをしているのやら・・・。

あぁ・・・道頓堀で探検でも・・・しているんじゃぁないですか・・・?

こしかわ
(プチプチプチ)
て・・・てめぇ・・・!

 

 

中村
おっと、戦いの舞台は用意されています。せっかくですから、そちらで語り合いましょうよ。ではさきにいってまっていますよ。

あ、そうだ・・・予約をしておきましたから。

こしかわ
予約・・・だぁ? 一体何の・・・?

 

 

中村
0120-443-316・・・あなたの地元にある葬儀屋の電話番号です。今晩あなたの通夜を予定しておきましたから・・・

こしかわ
ちょうどいい・・・テメェがはいる棺桶を注文する手間がはぶけた・・・ッッ

 

 

こは柏か? いや・・・日本なのだろうか? それともメキシコシティなのだろうか?

複雑に絡み合い、もう、解けないほどに固く結ばれた因縁がひしめき合う空間で2人の戦いの火蓋は切って落とされた。

西の龍と東の虎が相見(あいまみ)える時。

時代の空白のページに、誰も知らない物語が書き記される。

 

 

つづく。

 

 

※この物語は25%のフィクションと、75%のノンフィクションでお送りしております。

これまでのお話しはこちら

第1話“いまのは『たまごっち』ではない、『デジモン』だ”
第2話“出会いは必然、別れ?そんなもの俺達にはこない”
第3話“岩を切り裂く男・・・師匠との出会い”
第4話“『井の中の蛙 大海を知らず』そういう言葉があります。 たしかに蛙は大海を知らなかったかもしれない。 だが、通用しなかったとは言ってない! 大海を知らなかった蛙の中にも十分大海に通用したやつはいたはずだ!!”
第5話“彼を知り己を知れば百戦殆からず”
第6話“どこにいても”
第7話“次々と押し寄せる熱波の中で、乾く僕はただひたすらに加速して輝く”
第8話“伝説じゃなく神話になれる時代に”

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