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連続小説「忘却の日下部」8話

      2015/12/27

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少し興奮した男は自らを静める為か、手に持った酒瓶の中を満たしている液体を口いっぱいに含み

「ぐっ」と喉の奥に押し込んだ。一拍間を置いた後トムは先程よりも明らかにご機嫌な口調で語りだした。

――まるでMovie showだ、昔見た「アベンジャーズ」を思い出した!

アベンジャーズの映画はグランマが連れて行ってくれたんだ!

興奮したぜ~そんであれだ映画にでてくるだろ・・・あれ・・・緑の・・・怪物の・・・そのーえーっとー・・・

舌足らずな男の説明に痺れを切らしたジャーナリストが口を挟む

――「ハルク」―?

ハルク

頭の中の霞がはれたトムは幼稚園児のような無邪気さで話を続けた

――そう! それだ! ハルク! 緑のマッスルモンスター! あの怪物だ!

驚いたぜ~映画の中だけの生き物だと思っていたんだけどな~

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